所得のある方は必ず支払うことになるのが所得税ですが、所得税の税率は全7段階に分かれているのをご存知ですか?
所得によって税金が異なるというのは皆さんご存知かもしれませんが、
税率を知っていると自分はどのぐらいの所得税を払っているのか。
また、所得が増えた時に税率はどう変化するのかがわかります。
課税される所得金額 |
税率 |
控除額 |
195万円以下 |
5% |
0円 |
195万円超〜330万円以下 |
10% |
97,500円 |
330万円超〜695万円以下 |
20% |
427,500円 |
695万円超〜900万円以下 |
23% |
636,000円 |
900万円超〜1800万円以下 |
33% |
1,536,000円 |
1800万円超〜4000万円以下 |
40% |
2,796,000円 |
4000万円超 |
45% |
4,796,000円 |
上記が国税庁のHPに載っている所得税の速算表になります。
この表をみて所得を調整するということは難しいと思いますが、
知っておくと仮に所得税が上がるとなっても準備出来ることが増えるのではないでしょうか。
尚、アルバイトやパートの方に関しては、控除の関係などで注意すべき点があります。
アルバイト/パートの103万円とは~2018年から配偶者は150万円になるも注意が~
高校生や大学生、主婦がアルバイト・パートをする際に年間103万円以内で働きたいという声をよく耳にします。
これは上記の所得税率と大きな関係があります。103万円以内の収入の場合には、税金が優遇されるんですね。
2018年からは女性の社会進出を目的として、配偶者控除に関しては150万円に引き上げられました。
学生と主婦でも制度が異なりますので、その点はお気をつけください。
また主婦の方に関しては、150万円まで配偶者控除が拡大をされたとしても気をつけなければいけない点があります。
社会保険料は130万円以上で発生する
パート収入が130万円以上になると扶養から外れることとなり、社会保険料を支払わなければなりません。
これは年間で数十万円となりますので、手取り額としては減ってしまいます。つまり、扶養の範囲内で就労を検討する場合には、
やはり就業時間の調整などは適切にした方が良いというのが現状ではないでしょうか。
学生であれば両親どちらかの扶養に入っていることが殆どだと思います。
103万円以内の所得であれば、扶養の範囲内として問題はないのですが、それ以上の稼ぎとなる場合、
扶養の範囲外となり、家族の税金が高くなることが想定されます。
因みにそこまで大きな額ではありませんが、103万円を超えると住民税も発生することになりますのでご注意ください。